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Rotterdam School of Management留学

オランダMBA留学、欧州生活、その他

留学記 2019年6月後半-7月前半

6月後半から7月前半は、RSMのMBAの特色の一つでもあるLiving Management Project(LMP)がありました。LMPとは簡単に言うと、実際の企業から提示される問題点に関して、5-6名のチームで分析し解決策のプレゼンテーションを行う約4週間のコンサルティングプロジェクト、という感じです。初日はRSMのホールにチームごとに集合してプロジェクト全体の説明及びくじ引きによる企業と課題の割り当て。やはりRSMということなのか、サステナビリティに関する課題が多かった気がします。割り当てが終わると、秘密保持契約書にサインし、各チームに分かれてプロジェクト開始です。企業の担当者から課題の内容に関するプレゼンテーションを受けて質疑応答、その後は毎日チームで集まり企業から提供されたデータを見つつ、企業担当者とミーティング日程を決めてテレカンしつつ、RSMの担当教授と話をしつつ、という感じで進めていきました。毎日のミーティングで時間通りに集まるのはアジア人だけだったり、おしゃべりと空中戦が多いいつもの展開で進んでいなかったりしましたが、なんだかんだデータ分析とその裏付けのためのオンライン/オフラインでのアンケートの実施、解決策の提案まで完了することができました。
LMP終了後に周りの人と話した中で、ポジティブなコメントもネガティブなコメントも聞かれました。

  • 自分が興味ある業界で実際に働いている人とプロジェクトを進めることで、どういうデータを持っていてどのような切り口で分析してどうやって解決策案を出すか、ということが学べた
  • 興味ある企業担当者とのコネクションができた
  • 自分の興味ある業界/業種ではない企業や課題で微妙だった
  • 企業側が片手間にやっているように感じた

個人的には、多様なチームメートとの一緒に短期集中的なプロジェクトを経験できてチーム内でのフォードバックも共有できたこと、グローバル企業の担当者ともミーティングやヒアリング、プレゼンテーションや質疑応答がこなせたことはとても良い経験でした。具体的にやりたいことが決まっているわけではなく、自分の経験を広げたい言う目的でMBAに来ている僕にとっては、特に興味なかった業界のことを少し見ることができたこともプラスでした。また、チームイベントとして、アムステルダムのカラオケにも行ってきました。邦楽はあまり選択肢ありませんでしたが、L'Arc-en-Cielの何曲かは入っていたので日本人男性は歌も楽しめるのではないかと思います。歌わなくても楽しめます。オランダのグローバル企業の働き方、グローバルなチームでのプロジェクトの進み方をMBAのクラス内ではない環境で実際に体感できるよい経験となりました。