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CFAの概要

突然ですが、せっかくMBAに来て英語で勉強しているので、CFAでも受けてみようかと考えています。そこでCFAの概要についてばらばらと少し書いてみます。大したこと書いてないですし、一応ちゃんと調べたつもりですが、最新の情報や正確性については自分で確認してください。

まだ資格を持っていないどころか未受験です。

 

CFAとは

正式名称はChartered Financial Analyst(日本語名:CFA協会認定証券アナリスト)と言い、CFA Instituteというアメリカに本部がある団体が認定している資格です。

投資分析に必要な知識・スキル・経験等を有していることの証明であり、3段階(Level 1~3)の試験合格及び4年間の投資実務経験が要求されます。(及び倫理規則と職業行為基準の遵守)

 

現在、試験は90ヶ国で開催されており10万人以上のCFA保有者がいるらしいです。

当初米国で始まったCFA試験ですが、ビジネスや金融業務のグローバル化に伴って世界各国で試験が開催されるようになっており、各地にSocietyと呼ばれるCFAメンバーの交流やセミナー等を行う組織が設置されています。日本では日本CFA協会(CFA Society of japan:https://www.cfasociety.org/japan/Pages/default.aspx)がその役割を担っています。

 

 

試験制度

上述の通り3段階の試験となっており、証券アナリスト試験(CMA)と重複している範囲もあります。

 

準備するもの

・パスポート(受験登録に必要)

・学習テキスト(CFA公式、TAC、Schweserとか)

・金融電卓(下に書いてますが4種類のどれか)

・受験料(総額35万円程度?)

 

学習時間としては各段階で約300時間程度の勉強が必要と言われています。

どの程度のバックグラウンドの人を指しているのかよくわからないので、学習計画を立てる上での一つの目安程度に考えています。

 

受験資格は4年制大学卒業以上または卒業見込です。

私は4年制大学卒業してるパス。

 

受験費用はLevel 1~3で大体$35万円かかります。(為替による変動有、全部1回で合格した場合)

結構高いです。その後CFA登録にもかかるんでしょうか。

 

試験は全て英語です。

試験官のアナウンスとかも英語らしいです。日本で受けても。

 

各試験は6時間で、午前3時間/午後3時間です。

 

試験範囲は毎年変更されます。

変更箇所が出やすいとか出にくいとか調べるのも時間かかりますし、どこが変わったとかはあまり意識してないです。

その辺詳しい人が見ていたら教えてください。

過去問は公開されていないようです。

 

持込可能な電卓(金融電卓)は以下の4種類です。

・TI BA Ⅱ Plus

・TI BA Ⅱ Plus Professional

HP 12C

HP 12C Platinum

CMAは普通の電卓で問題なかったのですが、慣れておく意味でも本当は金融電卓使えばよかったと思っています。

問題を解いていく中で慣れると信じてます。

 

Level別の内容はこんな感じらしいです。(受験費用は標準的な時期に申し込んだ場合)

 

・Level 1

受験費用は$1,380 (登録料$450+受験料$930)です。

登録料はCFA のテストプログラムの申込に係る費用なので、2回目以降の受験ではかからないようです。

受験料は申込日が試験日に近づくほど高く設定されています。(詳細はCFAのWebsite参照)

試験内容は職業倫理、財務諸表分析、株式投資、債権、コーポレートファイナンス等の分野に関する基礎的な知識を問うものです。

基礎的な知識(basic knowledge)…。

年2回(6月・12月)開催されており、全て多肢選択式(4択)の試験です。

検索してみると70%でほぼ合格、60%以上で低いけど可能性あり、くらいな感じです。

50%を確実に取って残りの50%はちょっと上振れすれば…。

なんて上手くはいかないでしょうが、公認会計士試験もCMAもそんな感じでなんとかなったので今回も何とかなってほしいです。

201年12月の合格率は45%、2019年6月の合格率は41%でした。

 

・Level 2

年1回(6月)開催されており全て多肢選択式の試験です。

試験内容はLevel 1と同じですが、点数配分が違うようです。

試験内容はLevel 1と同じと言いましたが、試験範囲が毎年変わるってことは去年のLevel 1と全く同じではないのでしょう。

まだ何とも言えないですが、Level 2に進めたらテキスト通りにやっていく予定です。

2019年6月の合格率は44%でした。

 

・Level 3

年1回(6月)開催されており、午前は論述式、午後は多肢選択式らしいです。

もうこの辺はちゃんと調べてないです。

2019年6月の合格率は56%でした。

 

各段階の合格率の年度によるぶれはあまりありません。

投資実務経験も詳細は調べてないですが結構幅広くいけそうな感じです。

 

CFA登録後

投資プロフェッショナルの資格なので、CFA登録後は金融機関で勤務する人が多いようです。

 

MBAとの比較

CFAはMBAとよく比較されており、MSc of Finance(金融修士)とも比較されたりします。

CFAのメリットとしては

・費用が安い(他2つと比べ)

・専門性が高い(投資・資産運用/管理)

・より金融実務に近い(そういう試験らしい)

みたいなことが言われています。

デメリットはその逆で、

・専門範囲が狭い(MBAだとマネジメント全般)

・学歴にはならない(MBAの方が出世するとか)

からしいです。

 

MSc of Financeとの比較はあまり見当たらないです。

取得後の収入はCFAの方が高いというデータを見たことがありますが、

・CFAの多くは勤務先業種が金融関連で高収入の人が多い

MBA取得した人は儲からないけどやりたい事してたり、ボランティアとかNPOとかやってたりする人もいる

という感じがします。

 

自分が受験するにあたって調べたことをいろいろ書きましたが、セミナー(日本CFA協会とかTACとか)とかに行って聞いてみたらいいと思います。

CFAのWebsite等にもいろいろ書いてありますし、ブログ書いてる人も(多くはないけど)いますし、やっぱりGoogle先生に聞きましょう。